結婚を機に引っ越しをすることになったため、管理栄養士として働いていた老人ホームを退職しました。

「住んでいる近くで通いやすい所があればいいな」「シフトや勤務時間が安定している仕事をしたいな」という思いで新しい仕事を探していたときに、当社の求人を見つけました。

前職では管理栄養士の資格を活かした仕事をしていたので、最初はこだわって仕事を探していたんです。でも、「譲れないもの」を考えて仕事を探してみて、勤務時間や休みが希望とマッチしていた当社への入社を決めました。

”滅菌消毒”というイメージのつかない仕事だったので不安な部分はたくさんありましたが、「なんとかがんばってみようかな」と思いスタートしました。

”滅菌消毒”の仕事は、県立病院内でオペ（手術）などで使われている器材を洗浄、パック（滅菌袋に詰める）して、病院に返却することです。

私は、20代から50代の15名（女性13名、男性2名）のメンバーと一緒に仕事をしています。

医療器材には色々な種類のものがあります。入社した当初は、なじみのない言葉や聞いたことのない言葉がたくさん出てきたので、「大丈夫かな？」と思いましたね（笑）。

でも、色々教えてくれる先輩がたくさんいましたし、分からないことを勝手にやって迷惑をかけてはいけないので、先に聞くことを心がけて仕事をしていました。

社会に出ると分からないことだらけですし、何をしていても大変なことはあるので、特に大変ということはなかったです。

仕事をするときは黙々と仕事をしますが、休憩中には仕事のことだけでなくプライベートなことも先輩方とお話をしたりしています。皆さん良くしてくれるので、環境的にはすごく良いところだと思います。

作業中は髪の毛が入ったりしてはいけないのでマスクや帽子を必ず着用しますが、通勤時は私服がOKなところも良いですね。

触ったことがないものや聞いたことのないものを触るので、最初は大変です…何が何か分からないので。

器材は種類がたくさんあり、それぞれ洗浄方法やパック方法が違うので、覚える部分は多いかもしれません。でも、最初はどこもそうですよね。

長くいる先輩に話を聞くと、現場で使う器材が変わったり、よく使っていた器材が使い捨てになって洗浄する機会がなくなるなど、変わっていくものはあるようです。

でも、私はまだ経験したことがないので、最初に覚えた知識はずっと役立っています（笑）。

仕事をしていくと、だんだんとできることが増えていったり、色々できるようになってるので、楽しくなってきますよ！

仕事をしていると、実際に医療現場には関わらないけれど、医療現場のサポート役だということや、見えない部分で貢献していることを実感できます。

ミスがあってはいけないので、緊張感を持ちながら仕事をしています。

ミスを犯さないよう、自分がしっかりと見ることはもちろんですが、二人とか三人とかみんなの目で見ることを心がけたり、意識づけをすることが大切だと考えています。

現場でメンバーの方々と一緒に仕事をしていると、人があたたかいと感じています。私は年齢が若いということもあり、みなさんには本当に良くしていただいています。

最初緊張はありましたが、早くなじめたのも、メンバーのおかげだと思います。

長く仕事を続けている方が多く、メンバーが変わらないのも安心です。

この仕事は、裏方の仕事、サポートする仕事だと思うんですけれども、全然知らない世界でもあるので、入るのは難しかったり、躊躇するかもしれません。

最初覚えるのは大変ですが、覚えていくと、例えば医療ドラマを見ているときに「これってこういうときに使われるんだ！」という発見があることも。見たことのある器材が映っていると、自分がどういう仕事をしているかの実感がわきます。

表舞台に立つような仕事ではありませんが、細かい仕事や正確な仕事が得意な人には向いていると思います。

少しでも興味がある人は、ぜひ入ってきていただければと思います。